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We Are Ikuzi-Zu!!
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今回から新しく連載するのは私のお客様でもある神奈川にお住まいの西山さんの
育児エッセイです。お買い上げ頂いてからもお互い「器好き・酒好き」ということで
メ−ルの交換をさせて頂きました。西山さんは3人のお子さんがいらっしゃいますが
ご長男と女の子の双子ちゃん。1人育てるのにもフ−フ−いってる女将としては
尊敬の眼差しです。しかも双子ちゃん出産と同時に御主人が単身赴任されたとか・・・
何とも興味深いお話!始まります。
「我が家に双子がやってきた!」 Vol 1
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筆者紹介
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西山 京子 (にしやま きょうこ)
昭和39年生まれ。神奈川県在住。
大学卒業後、某通信関係の会社に就職。
3年半在籍し、社内結婚のため退社。
その後取引先だった外資系の会社でアメリカ人の秘書もどきを1年半務め、
平成3年、長男の出産を機に退社。
当時流行っていたディンクスで頑張るつもりが予定外の妊娠・出産で、そのまま専業主婦に。
4年後、双子の女児を出産。現在長男小学2年生、双子3歳。
キャリア思考はどこへやら、すっかりたくましき3児の母となる。
「第2子(!?)妊娠」

平
成6年秋。私は近所の産婦人科で診察を受けていた。
市販の試験薬で妊娠しているであろうことはわかっていたが、超音波の画面を見ていた医師が、
「あれえ、双子かなあ。」
当時私たち夫婦には3歳半になる男の子がいた。子供など全く考え
ていなかった二人に、予定外に授かった長男は、私たちが今まで抱いていた子供に対する認識
を180度覆し、生活を二人の時以上に新鮮かつ楽しいものに変えてくれた。
妊娠9ヶ月まで働き、出産後も仕事をするつもりでいたのだが、どうしても子供と離れられず、
そのまま私は専業主婦の道を選んだ。世の中うまくいかないもので、もう一人、と思うと今度は
なかなか恵まれず、やっとのことで妊娠したものの3ヶ月であえなく流産してしまい、
医師からもう大丈夫でしょうと言われた矢先のことだった。
「160組に1組の確立」

主
人の第一声は「金かかるなあ。」そして双子を妊娠する確率は160組に1組だと聞いて
「おまえ、そんなところで運使うなよ。どうせなら宝くじに当たるとか…」
と憎たれ口のおまけつき。とはいいながらも子煩悩な主人は、流産してしまった子が
一緒に生まれてくるような感覚でいたようだ。
しかし、私の体調はまだ万全ではなかったし、
とても双子の妊娠をのりきれるとは思えなかった。今になってみるとひどい話だが、
はっきり言ってその時、私の中では、二人で生まれてくるということを、
ほとんど想定していなかったのである。
「ホントに二人?」

出
産予定日は平成7年5月27日だった。
4月は長男の幼稚園入園である。年少で入園するのなら1年見送ったのだが、年中なのでそ
れもできない。まさか双子を妊娠しているなんて夢にも思わなかったので、人並みに幼稚園
めぐりをし、入園手続きもすませたあとだった。
私の思惑をよそに、健診を重ねるごとに胎児の心音は安定し、双子で生まれてくることがほぼ
確実になってきた。さあ、どうしよう。妊娠中期に入って私はマジメに焦り始めた。
まず、本屋に走った。でも、ないのである。双子に関する本なんて。多胎児についての医学の
専門書が1冊あったが、実生活に役立つ情報はまったくない。こりゃ、だめだと次は図書館に走った。
そこで「双子のお母さんへ」という本を見つけ、ツインマザーズクラブなるものがあることを知り、
早速入会の手続きをした。
「母は走る」

で
も、読めば読むほど、双子を育てると言うことは、本当に大変そうな
のである。夫や家族の協力なくしてはとても無理だとある。主人は仕事がら、朝は早く夜は遅いし、
海外出張も多いので、一人で長男を幼稚園に通わせながら、乳飲み子二人を抱えて生活することを
考えると暗澹たる気持ちになった。
私の母ともいろいろ相談した結果、産前産後の半年くらい、実家で母にも一緒に赤ん坊の世話
を手伝ってもらうことにして、主人とはその間別居することにした。主人も自分の留守の間に
何かあるといけないし、淋しくなるがそれが一番いいだろうということで納得し、私は長男の
入る予定だった幼稚園にかけあって2学期入園という形にしてもらい、1学期の間は実家の近
くの保育園に入園できるよう手配した。
「オンナの子が欲しい!!」

妊
娠8ヶ月に入って、実家に戻った。いよいよ別居生活のスタートである。
主人は最初の妊娠の時から、女の子を切望していて「男だったら俺は育てない!」とまで言って
のけた人である。(長男が生まれてからは、あのセリフはいったい何だったの?と思うくらいの
かわいがりようなのであるが)私としても、男の子の次はやっぱり女の子が欲しかった。しかし、
主人の方は全く男ばっかりの家系で、親類にもほとんど女の子がいない。性別の決定権は男性の
方にあると何かで読んで、私たちが女の子を授かる望みはほとんどないと思われた。
そんなわけで、男の子の名前だけをいくつか候補にあげて、別居生活に入ったのだが、
「あー、男の子3人かぁ。ケンカなんかすると壮絶なんだろうなぁ。」と思うと、
想像しただけで、ため息が出た。
「2人の命」

実
家に帰ってまず、出産する病院に健診を受けに行った。長男を産んだ病院である。
診察の結果、すでに子宮口が2cm開いているという。赤ちゃんも下がっているし、
口もすごく柔らかいので、無理をすると早産してしまう。入院を勧められたが、まだ
出産予定日までには2ヶ月余りある。それまで長男を一人にするのもかわいそうだった。
医師には安静を条件に家で過ごすことを許された。今までの健診では特に異常もなく、
お腹もそんなに目立っていなかったので、あまり身体を気遣うこともなかったのだが、
さすがにこの時からは、このお腹で二人の命を預かっているんだと自覚するようになった。
「角度の問題?」

そ
れでも二人とも、母親の身体の影響も受けず、元気に成長しているようで、エコーを
とってくれている看護婦さんに「男の子か、女の子かわかりますか?」と聞いてみた。
「見てみようか?」と、いつもより丁寧に見てもらったところ、「レディーちゃん二人みたいよ。」
という思ってもない返事を頂いた。その夜、嬉しくて主人に電話すると
「男の子の場合はほぼ間違いないだろうけど、女の子といわれても、
角度によって見えなかっただけってこともあるし、そんなの信用できるもんか。」
とにべもない答えが返ってきた。
その後健診のたびごとにしつこく看護婦さんに尋ねてみたが、誰が見ても女の子二人
だということだった。主人は最後まで信じていなかった。
つづく・・・
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