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前回に引き続き私が以前勤めていた会社の同期、永井敦美さんの子育て 話です。彼女はダンナ様が北京に転勤になった別居中にお子さんを産みました。1年間の 育児休職中は北京に渡り、1年後のこの6月、職場復帰のため子供と彼女だけ帰国。もう バリバリと営業ウ−マンしています。とにかく明るくパワフル、物凄い行動力の持ち主です。 でもね、すごい美人なんです。天って二物を与えるのねえ・・・という感じですが 私が彼女の一番好きなところは「ちゃんと努力する」ところ。これからも頑張ってね!!

「在北京愉快的育嬰」 Vol 2



「阿姨とは何ぞや。」

北京での生活が始まって先ずしたことは二つ、一に中国語の家庭教師探し、二に阿姨探し。 さて阿姨とは何ぞや。阿姨とは、日本語に直すと「おばさん」という意味で、 当地では一般的にメイドさんのことを指す。

中国にいる日本の駐在員夫人の多くは、この阿姨のお世話になっており、会社の夫人会の 歓迎会で真っ先に聞かれたのが「で、阿姨さんは決まった?」だった。少し躊躇したけれど、 子供が小さい内は買い物が大変だし、何といっても平日毎日来てもらって月1〜2万で、 ワイシャツのクリーニング代(こちらではまだ贅沢なのか、滅茶苦茶高い)で元が取れる などと説明されてその気になり、早速紹介で面接を実施。優しそうな方が見つかり、 月〜金曜日午前中来てもらう事になった。

「阿姨中毒患者に」

さて、それからの生活ぶりといえば…これを極楽育児生活と呼ばずしてなんと呼ぼうか。 (日本の皆様、育児休業期間終了までの期限付きだから許してねっ。)阿姨が来た当初は、 いきなり中国人が生活に入ってくるわけだから多少不安だったものの、私が阿姨中毒患者 になるのには1週間とかからなかった。家に来たその日から、まだ中国語が下手で手振り 身振りの私の意を汲み取り働く働く…あっと言う間に掃除・洗濯・アイロン掛けを片づけ、 時間が余るとせっせと頼んでないところまでピカピカに磨き上げて帰っていく。

こうなると、人間楽な方に楽な方に流れていき、オムツを洗ってもらう (我が家は布オムツ。中国は輸入品が高くてパンパースが6千円!)、買い物を頼む (阿姨に頼むと恐ろしく安く買ってくる)、料理してもらう(中国家庭料理だが、 何を作らせても美味しい)、ズボンのすそ上げ・ボタン付けから手作り餃子作りまで、 どんどんと彼女の仕事の範疇が広がっていく。ついにはすっかり慣れて楽しそうにして いる子供を預けて外出まで…(ん? 私って育児休業中だったわよね。)

「中国駐在、旦那地獄で奥さん天国子供は中国」

それでも最初の頃は余り散らかっていても恥ずかしいしと阿姨が来る前にちょっと片付けておいたり、 少なくとも前日の洗い物は自分でやっていたが、それもやらなくなって、堕ちるところまで 堕ちていくのであった。周りの友人たちも異口同音に阿姨様様事情を話しており、友人のSさん曰く、 「実家に子供を預けると、泣かれたとか大変だったとか文句言われるけど、阿姨は文句言 わないからいいわよね〜」。こんな状況を、「中国駐在、旦那地獄で奥さん天国子供は中国」 と言うそうな。「ああ、阿姨を日本に連れて帰りたい!!」と日々叫んでいる今日この頃である。

「つくしの会」

北京での生活を始めて1週間、公寓主催の子供の会があると聞き、早速参加した。 この子供の会は、週1回開かれる2歳児までの子供とお母さんの会で、「つくしの会」という。 要は、子供がどのコミュニティー(幼稚園、小学校など)にもまだ属さず、従ってどのコミュニティー にも属せないで寂しい思いをしているお母さん達の、親睦会のようなものである。 公寓内には2〜3歳の幼児教室(週3日)、3歳からの幼稚園がある。そこに子供を通わせている お母さん達は、ほぼ毎日送り迎えで顔を合わせ、行事も一緒、住むところも一緒、習い事も一緒と いう、つよ〜い絆で結ばれている。異国暮らしの大切な仲間である反面、余りに濃い関係に息が 詰まり、わざわざ外部の幼稚園に通わせている人もいるという。

「ママさんゲット!」

話を戻すが、「つくしの会」では、ミニミニ運動会や紙芝居、工作など、2歳児なら何とか参加可能 な催しを行っている。だが、参加当初、うちのチビのようにまだ転がって寝ているだけの0歳児は、 友達と一緒でも、やはり転がって寝ているだけであった。そんな赤ちゃん達を囲んで、日頃部屋で 赤ちゃんの世話に追われているお母さん達が、楽しい井戸端会議のひとときを過ごすのである。 この会のお陰で、私はすぐに同じ0歳児を持つお母さん仲間を4人もゲットし、今や公寓内で 「赤ちゃん軍団」と呼ばれ、賑やかな日々を送ることができている。本当に感謝しなければ。

「赤ちゃん軍団」

赤ちゃん軍団を紹介すると、97年2月生まれの男の子を筆頭に、3月生まれの女の子、4月生まれ の男の子、うちと同じ6月生まれの男の子。そのお母さん達は何故か全員30歳代で歳も近く、 仲良くしてもらっている。お互いの家を行ったり来たりしては、育児情報(このおもちゃは○○で買 える、このセーターは××で安かったという買い物情報から予防接種・病院などの医療情報、 日本の通販の本の回し読みなど)を交換する。またある時は子供を公寓内のプレイルームに連 れていって遊ばせたり、一緒に北京動物園(パンダがいっぱいいる)や水族館に行く企画物まで。 記念すべきファースト・バースディ・パーティ(満1歳の誕生会)も今年の2月からそれぞれの家 で、赤ちゃん仲間とそのお母さんを招いて行われるようになっている。

日本のように欲しいモノや情報がすぐに手に入ったり、手近な娯楽があったり、昔からの友人が いたりしないだけに、貴重な仲間なのである。 でも何よりも助かるのは、お互い、駐在員として会食やゴルフでなかなか育児参加のできない夫 を持つ身として、おしゃべりでストレス発散&時間潰しができることが大きいかな。

つづく



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