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噛み締めると、ジュワーと口中に広がる肉の旨味。肩ロースのうまさは筆舌に尽くし難い。スーパーで手軽に手に入るブロック肉は、もも、バラ、肩ロースの3種類。5年ほど前、赤坂の四川飯店で修行をしたという中国料理のプロに、叉焼肉(焼豚)の作り方を授かった。それ以来、この肩ロースとの出会いが肉料理の奥行きを果てしなく広げてくれた。
● ● ● ●肩ロースうまさの秘密●
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豚肉を礼賛するのは「豚バラ」に続いて2回目。しかして、この「豚肩ロース」には「豚バラ」にはない魅力にあふれている。
渾然一体となった脂肪と肉の旨味、肉質は締まっているのに柔らかく歯切れが良い。肩ロースは豚の首から背中にかけての肩の部分の肉。普通のロースより赤味を帯びた筋肉の間には、細かい脂肪があり、霜降り状になっている。だから、適度な歯応えがあり、噛めばジュワーとジュシーでコクがある。焼豚、焼肉、ひき肉、煮込み料理、ソテーどんな料理にも対応できる。この肩ロースに続く背中の中央部分が、木目の細かく、周囲に適度な脂肪がついている、とんかつでお馴染みのロース。肩ロースはロースに比べるとずっと廉価。しかも、豚肉の旨味をダイレクトに堪能できるという点では、ロースやヘレにも勝る。まさに、豚肉好きにはたまらない最高の食材、うまいかな、「豚肩ロース」!
● ● ● ●これさえあればの肩ロース●
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我が家の手作りとんかつは、肩ロース。固まりを買って好みの厚さにカットする。2cm程度をさっと筋切りをしてパン粉をつけて揚げる。硬過ぎず柔らか過ぎず、歯切れの良い最高のとんかつができる。紅茶で煮豚にしても良い。脂肪の比率がバラより少ないから冷めても脂肪が舌に残らない。かたまりを茹でて切り分ける。ビールにもワインにもあう絶品のオードブルになる。肩ロースはハムでもうまい。モモやロースもいけるが、味わい深さでは断然ショルダーだ。カレーでも是非お試しあれ。もものブロックを使うよりはるかにコクが出る。これさえあればの肩ロース、さあて、一丁、どうやって料理しちゃおうか。
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