|
オクラの原産地はアフリカ。ここではトマトベースのシチューにオクラを入れて食べる。今年5月のアフリカ出張では、ウエットマーケット(市場)に山積みされたオクラに遭遇。日本で食べるオクラより短く、太さはほぼ2倍以上、ずんぐりむっくりのオクラは、かの地では極めてポピュラーな野菜。日本に渡来したのは幕末だが、小学校の頃(30年程前)からよく見かけるようになったと思う。
独特の形や香りから、喰わず嫌いの御仁も多いが、丸ごとかじりつく、オクラのうまさといったら言葉にできない。
さて、旦那の居場所、今回は「オクラ(秋葵)」を礼賛したい。
ナイジェリア、ラゴスのウエットマーケット「Miles12」(12マイル市場)でオクラを売る人
(現地の人の暮らしを支えるこのマーケットに立ち寄る日本人は、旦那の勤める会社=「味の素梶vの現地駐在員くらいしかいない)
PhotoBy HiroharuMotohashi May,2002
|
 |
● ● ● ● オクラうまさの秘密 ●
● ● ●
オクラはあの独特のネバネバがうまい。混ぜるほどにねばりが増す。和え物に良し。酢の物に良し。汁物にすれば、このネバネバのおかげで、ぬめりのある汁になる。夏の暑い夕方に、このぬめりのある冷たい酢の物なんかで、キューッとビールを飲んだら最高だ。活動の鈍った胃袋に、ネバネバが活力を与えてくれる。醤油、酢、味噌との相性も良く、また、かつおぶしや「味の素」のうま味でエグ味は消える。山芋、ジュンサイや納豆など、他のネバネバ系の食材と合わせると、うまさが倍加する。しょうが、トマト、なす、きゅうり、みょうが等、夏向きの野菜との組み合わせも抜群だ。
● ● ● ● オクラのうまい食べ方 ●
● ● ●
6歳の娘はオクラ好き。さっとボイルしたオクラを丸ごとマヨネーズをつけてバリバリ食べている。一本丸ごとバリバリ方式なら、一夜漬けやマリネ、ピクルスにしてもうまいし、ぬか漬けもいい。食感を残して丸ごとカラッと揚げた天ぷらも最高だ。煮込みなら、ぶつ切りにして、ナスやトマトと一緒にオクラカレーもおいしい。何よりシンプルなのは朝ご飯。小口に切ったオクラに醤油を入れてよくかき混ぜ、かつおぶしや「ほんだし」で味付け。炊き立てのアツアツご飯にかければ、ネバネバと一緒に、ご飯一膳があっという間に胃袋に落ちていく。種子は舌に残るし、苦味があるので、日本料理では取り除かれることが多い。家庭では気にせず、ぷつぷつ食べてしまいたいが、あの苦味が苦手という人は、種を除いてお試しあれ。
|